盆栽とは
盆栽って?
おじいちゃんが庭先で、一生懸命手入れをしている。
そんなイメージの方も多いと思います。
盆栽は普通の鉢植え植物とは違い、
仕立てるのに長い年月がかかります。
自分の盆栽をより赴き深い姿にするために、
四季折々の天候や気温まで気を配りながら
盆栽の面倒を見るのです。
近年世界中で盆栽が注目されています。
趣味として楽しむ人が増え
毎日少しずつ変化していく盆栽に癒しと愛着を、
世界中の人々が感じ始めているのです。
歴史
盆栽は中国に生まれ、唐の時代に行われていた「盆景」が平安時代に日本へ入ってきて始まったと言われています。
日本へは鎌倉・室町時代からとも言われており、古くから愉しまれ日本の文化として沢山の愛好家に愛されてきました。
細やかな手入れは一見面倒にも感じられるかもしれませんが、手先が器用で真面目な日本人にはぴったりの趣味なのかもしれません。日本の盆栽文化は芸術性に優れ、世界中で高く評価されて『BONSAI』として認知度を上げ続けています。
「自然美」と
「人工美」の調和
魅力
植物を観賞する方法として、植木鉢に栽培するのは広く行われるもので、鉢物などと呼ばれています。盆栽は広義にはこれに含まれますが、盆栽はその中で独自の位置を持っています。
盆栽を仕立てるのに特に流儀や法則はないですが、直幹、斜幹、懸崖,株立ち、根連り(ねつらなり)、根上り、石付などに分けられ、「自然美」と「人工美」の調和が見どころです。
春は新葉の緑、花が咲き乱れ、色付く秋の紅葉と実物たち、葉落ち姿が物語る冬、そんな景色を鉢の中に再現します。そのために剪定を施したり、自然の景観に似せるために枝を針金で固定し時に屈曲させ、あるいは岩石の上に根を這わせたりと様々な技巧を競うのも楽しみの一つとされています。